360°omni-directional speaker squeezophone 360°/ スクィーゾフォン 360°
英語で「絞る」ことを意味する「スクイーズ」は、擬人的な半透明のオブジェで、隠されたイメージを明るみに出したもの。
官能的であいまいなオブジェは慎ましくもむき出しにされている。何か別のものを隠し持つオブジェなのだ。ランプの層によって変幻するこの半透明体を、私はとても有機的なものにしたかった。そこでふと、人間のからだが強い明かりに照らし出され、肌の細胞の秘密でさえも露にしてしまうイメージを思いついたのだ。この大きなシルエットに足りないのは声だけ。そして、そこにケンウッドが声を与えた。
ランプ・スピーカーのアイディアとは: 表面が移ろいやすい、声を持った半透明な肌。有機体を形作るミクロ的な構造が読み取れる生命のあるパーツ。デコラティブで明るい、機能的なパーツへと変化する細胞の世界が音を放つ。
クラウディオ・コルッチ
SQUEEZOPHONE 360°の美しい曲線から浮かび出る、たおやかなイメージを音にするために、 最高品質のスピーカパーツを用い、キャビネット素材で あるコーリアンの良さを引き出しながら、 スピーカの取り付け構造を工夫することで、広がり感を重視した音創りを目指しました。
自然で、包み込むような音と光のコラボレーションをお楽しみください。
ケンウッド 音質マイスター
早川 純一
クラウディオ・コルッチ /Claudio Colucci
鷹のように大空を高く滑空するデザイナー、クラウディオ・コルッチを一箇所に縛りつけておく手立てはなさそうです。
1965年ロカルノ(スイス)でオーストリア人の母親、イタリア人の父親との間に生まれたコルッチは、『混合』と『動き』をトレードマークにしています。「旅行すること、あるいは動くものの交差、これらを通して《2つの間》、 つまり、推移の作家というか、あるものから別のものへ、ある世界から別の世界へと推移する、という特性が僕の中に根付いたんだと思う。」と、コルッチは2つの飛行便の乗り継ぎ時間に述懐しています。
コルッチは、ジュネーブのデコラティブ・アート校のグラフィック・デザイン科を卒業後すぐにパリに行き、ENSCI-les Atelier校へ工業デザインを学びます。その後、交換留学生としてロンドンのキングストン工業短大で学び、就学を終えます。東京へ数回来て、その後の人との出会いの中で、コルッチは東京に『一目惚れ』してしまいます。この惚れ込みを決定的にしたのがIDÉEとの最初のコラボレーションです。その時以来、コルッチはずっとスイス、フランスおよび日本との間を行き来しています。とぎすまされ、かつダイナミック、そしてカラフルな線、それはコルッチが最初に勉強したグラフィックデザインが基礎になっています。
その後、コルッチのスタイルは、グローバルな、そして多様な形を持つデザインに変化していきます。コルッチの赤い生命線は、様々な影響が交差する中で振動する線です。クラウディオ・コルッチは、今日、デザイナー、シーノグラファー、インテリア デザイナーとしてマルチな才能を発揮しております。
Art Direction + Design: Claudio Colucci
CLAUDIO COLUCCI DESIGN Official Site
Sound Maister: Junichi Hayakawa
